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新人銀行員の苦悩

銀行で働く新人サラリーマン。仕事のこと、日々のことについて書ける範囲で書いていきたいと思っています。

深夜特急を読んで

深夜特急』という本をご存じでしょうか。

この本は沢木耕太郎先生が26歳の時に、

ユーラシア大陸を横断した時の体験を

まとめたノンフィクション作品です。

 

この作品は文庫6巻構成です。

私はまだ1巻しか読んでませんが、

本当に劇薬のような一冊でした。

読むだけで旅に出たくなるし、

何かを始めてみたくなる。

こんな熱量のある作品は久しぶりでした。

 

旅に出たいと思い立ち、

すべてを投げたして旅に出た26歳の青年。

当時、見たものや感じたことが

赤裸々に書きつづられています。

ノンフィクションだからでしょうか。

一つ一つの言葉の説得力が違う。

中でも一番心に残ったのがこの一文。

ほんのちょっぴり本音を吐けば、

人のためにもならず、

学問の進歩に役立つわけでもなく、

真実をきわめることもなく、

記録を作るためのものでもなく、

血沸き肉躍る冒険大活劇でもなく、

誰にでも可能で、しかし、

およそ酔狂な奴でなくてはしそうに

ないことをやってみたかったのだ。

もしかしたら、私は

「真剣に酔狂なことをする」という

甚だしい矛盾を犯したかったのかもしれない。

(本文より)

会社に縛られ窮屈な思いをしている、

現代人にとっては多かれ少なかれ、

共感できる部分があるのではないでしょうか。

物心ついたころからある程度レールが敷かれ

その上でここまで生きてきた自分にとっては

霧の晴れるような一文でした。

 

このまま会社にいると何か大切なものを

失ってしまいそうな気がします。

折に触れて読みたい

大切な一冊になってくれそうです。